「東北」と「アジア」をつなぐ。コン…

 「東北」と「アジア」をつなぐ。コンテンツの相互利用から始まって、どこに向かうのでしょうか。個人的にも少しかかわっているネットメディア「TOHOKU360」からのお知らせです。
http://times.the-east.jp/theeasttimes-laditta-fiftyonemedia/

「地域アーカイブ」を取り入れた場づくり

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古い写真や地図、体験談など「地域アーカイブ」の発掘・保存、利・活用を考えるグループ「地域メディアネットワーク検討会」の2回目の会合が2016年11月24日夜、仙台市宮城野区で開かれました。
「20世紀アーカイブ仙台」副理事長で、「3.11オモイデアーカイブ」代表の佐藤正実さんがこれまでの活動について説明した後、参加者約30人が3つのテーブルに分かれて「アーカイブを取り入れた場づくり」をテーマに意見交換しました。

佐藤さんによると、利・活用しやすいアーカイブの素材は、写真、体験談、地図、年表、定点撮影記録の5種類だそうです。仙台市の宮城野区は、地域の歴史を記憶し、継承する「地元学」の活動で知られています。検討会は、宮城野区の「地元学」に代表されるような、アーカイブ素材を収集したり、歴史的な意味を考えたりする試みをさらに進める方法を模索しています。

以下、あるテーブルで出された意見を聞きながら個人的に作ったメモです。参考になるかどうかは分かりませんが、付記します。発言のままではありません。他のみなさんの言葉に刺激されて連想された事柄をだいぶ含んでいます。余計なことも入っています。ごめんなさい。

●40年ぶりに仙台で暮らすことになった人がいる。その間の記憶がすっかり抜け落ちて戸惑っている。そんなときにサポートできるような地域アーカイブの仕組みがあればいい。メディアの形で活動するのもありだろう。
●小学校のPTAで地域だよりを出す場合、必ずしもその地域に詳しい人が担当するわけではないかもしれない。そんなときに利用できるようなサービスや施設があると便利だ。
●地域メディアを作ろうとして、必要な資料やデータが見つからないときに、それを持っている人、知っている人を探し、インタビューすること自体が、地域アーカイブづくりのプロセスである。その過程を踏まえた人が、地域にとってかけがえのない人材として育っていく点も忘れてはいけないだろう。
●地域の歴史や文化について知っている人、実際に歴史的な出来事を体験した人がいるとして、その体験を次の世代に引き継いでいく必要がある。引き継ぐことを軸とするサービスもありうるか?
●人に聞いた話を次の人に伝えることを繰り返していくと「伝言ゲーム」のように事実が歪められていく。その歪みを補正するために、古い写真資料を積極的に使うサービスが考えられる。
●昔は地域の人たちの記憶が間違ったり、歪んだしないように「お寺」が役割を果たしていた。東日本大震災で大きな被害を受けた仙台市の荒浜地区ではその「お寺」がなくなってしまった。地域アーカイブは「現代のお寺」であってもいいのではないか?
●アーカイブを作るだけの場合、その作業は単純で地味なことが多い。努力する割には、死蔵されてしまうことも多い、アーカイブの利活用まで含めたプロジェクトがきちんと開発されれば、アーカイブの作成作業のレベルを高めるはずだ。
●地域アーカイブの利活用を考えるうえで、一人ではなく、他の人との共同作業になるような環境が必要だ。自分ひとりで考えるとどうしても自己満足に陥りやすい。
●歴史があるだけで本当に価値があるのか?長い間、あることが続いたから価値があるとか、その地域によく知られる名所旧跡があることだけに価値があるのではない。その歴史的な出来事に誰がどのようにかかわったのか、当時の人が何を考え、どう動いたのかの過程が重要だ。
●歴史的な事実が、自分にとってどんな意味があるのか、いわゆる「自分ごと」として実感できるような機会やサービスが必要だ。
●人間が生きることを全般的にサポートする仕掛けが地域メディアの利活用ではないか?
●地域アーカイブの利活用はなぜ必要なのか。根本的な問題だ。佐藤正実さんが言うように「単なるノスタルジー」ではないことが重要なのか?それとも「単なるノスタルジー」でもいいことにするのかで、地域アーカイブのデザインは違ってくる。それともどちらも兼ね備える?
●個人的な写真は保存してありますか?デジタルカメラになって写真の意味が大きく変わってしまった。1枚あればいいのに、何十枚も撮ったりしてしまう。捨てる技術がますます必要になる。一方で、自宅の前で撮影した、日常を映した写真が貴重だったりするので、デジタルカメラやビデオカメラでプライベートな瞬間を撮ることも評価をし直しても面白いかもしれない。

メディアプロジェクト仙台の公式ブログ…

メディアプロジェクト仙台の公式ブログ「Web日誌2.0」を更新しました。NPO法人「20世紀アーカイブ仙台」の佐藤正実さんらのプロジェクトネタの2回目です。「『地域アーカイブ』を取り入れた場づくり」
http://www.media-project-sendai.com/?p=1047

FBさんによると、2011年11月の時点でこ…

FBさんによると、2011年11月の時点でこんなことを書いていました。残念ながら5年たっても、ほぼ同じ観点が成立します。
一方で、新聞社の中の人には見えにくい新たなメディア環境がどんどん厚みを増しているのも確か。というわけで、次の案件に突っ込みます。遺言代わりだあ。(笑)
https://www.facebook.com/kazufumi.sato/posts/2225529713575

地域メディアを一次産業化する!

2日連続で仙台市市民活動サポートセンター(仙台市青葉区)に取材に出掛けました。「地域メディアネットワーク」を作ろうという活動が仙台市の宮城野区から始まり、その「0回目」の「トークセッション」が開かれました。

そのイベントタイトルが「メディア一次産業化宣言・地元を地道に耕す法」です。メディアを「一次産業」として育てるという発想のナント斬新なことでしょう。内容を詰める作業はこれからのようですが、勝手に想像するだけでも楽しい。連想も空想もどんどん広がります。分かりやすく言えば、ペン、カメラ、PC、ネットなど「地元を耕す」ためのツールを持った人たちが至る所にいて、思い思いのテーマで伝えることを始めるイメージでしょうか。

NPO法人「20世紀アーカイブ仙台」副理事長」で「3.11オモイデアーカイブ」代表の佐藤正実さんがリーダーだそうなので、地域アーカイブの議論と実践も当然、射程に入っているはずです。楽しみです。

media_ichijisangyo02 ひとつひとつの行為はささやかでも、多様なネットワークが重層的にできれば、それがやがては産業化するであろう。今、取り掛かっている仕事の絡みでも、刺激をガンガンと受ける取材でした。今日はセッションを聴いただけでした。しかも先約があって途中退席してしまったのですが・・。

できれば東京的な価値観をあまりありがたがらずに地元の人や組織の力で何とかしてほしいものです。もちろん「地域」だって、これからは中に閉じこもっては話になりません。外の世界とつながることを通じて自らを相対化しながら進む必要があります。

ただ、「地域メディアネットワーク」づくりが始まった宮城野区は「地元学」が以前から盛んな地域でした。分厚い経験があるはずです。きょうのパネラーの発言を聞いても、地域メディアにかける熱意と実践、ネットワークを支える地域資源の点では既にピカ一でした。ああ、面白かった。

2日連続で地域メディアに関するセッシ…

2日連続で地域メディアに関するセッションを取材しました。「メディア一次産業化宣言・地元を地道に耕す法」。地域メディアのネットワークづくりのお話。この種の微弱電波のような動きが重要です。既存のマスメディアの中の人たちまで電波が届けばいいのですが。仙台・宮城では、何かが起きつつあります。
http://www.media-project-sendai.com/?p=1033

ウェブメディア「soar(ソア)」 の理念/地域メディア公開編集会議から

henshukaigi20161103仙台市市民活動サポートセンター主催の「地域メディア公開編集会議」=写真=が2016年11月3日、仙台市青葉区の仙台市市民活動サポートセンターで開かれました。「共感を生み、伝わるメディアをつくろう」を主テーマに興味深い議論が行われました。東京と仙台を拠点にそれぞれ活動している二つのウェブメディアと新聞社の関係者がゲストとして招かれました。

ウェブメディアとして紹介されたのは、社会的な差別や格差をテーマにしている「soar(ソア)」(東京)と、東北各地の「通信員」とともに東北のニュース発信を目指す「TOHOKU360(とうほく さんろくぜろ)」(仙台)です。「soar(ソア)」からは、代表で編集長の工藤瑞穂さん、副代表のモリジュンヤさんが参加。「TOHOKU360」からは編集長でニュースマイスターの安藤歩美さんが参加しました。

「soar」のウェブサイトからの引用です。

「soar」は、 人の持つ可能性が広がる瞬間を捉え、伝えていく活動です。本来、人は誰でも自分の内側に高いエネルギーを持ち、可能性に満ちています。ですが、世の中には様々な要因から、その可能性にふたをされてきた人たちがいます。
一方で、世の中にはこうしたふたを開けようと、 デザインやビジネス、アート、テクノロジーなど、様々な手法を用いて活動している人たちがいます。ネガティブだったものをポジティブに転換し、 これまでとは異なった新しい関係性を構築しようとする動きが、世界中の至るところで生まれているのです。
「soar」は、こうした事例をリサーチし、様々なかたちで発信していくことで、同じ願いを持つ人たちが集う場を生み出し、 誰もが自分の持つ可能性を活かして生きていける未来を創ります。」
以下、編集会議での発言ポイントです。「soar」に関するものだけに限定します。

「TOHOKU360」については以下のURLをご覧ください。

「TOHOKU360」
http://tohoku360.com/

誰も見たことのないニュースを作る。
http://tohoku360.com/about-tohoku360/

イーストタイムズ社
http://tohoku360.com/information

TOHOKU360ニュースマイスター
http://tohoku360.com/reporters

  
  【編集会議の要点(「soar」関連)】

●社会課題を追求する報道ではなく「平和報道」の理念を大事にしている。批判はしない。

●簡潔に書くというよりも、必要な人にきちんとした情報をどうやって届けるかを重視している。1万字から1万5千字の記事も珍しくない。
●社会的マイノリティをテーマにする専門的なメディアはあったが、横断的に考え、報道するメディアは存在しなかった。
●読後感を重苦しくしないためにデザインを重視している。取材されてもそのメディアに登場したくないということのないように。
●SNSからの拡散が多かった。ニュースをつくるだけでなく、いかにして届けるかにも力を入れている。ツイッターを活用。影響力のある人に協力してもらった。徐々にホームページのトップページからブックマークで流入する人が増えている。検索経由も増えている。
●自分の貯金を使って自腹でスタートした。100万円かかった。半年かけて多くの人々にヒヤリングし、仮説を幾つも形成した。
●みなさまに支えていただけるのではないかと考えた。それを確かめるためにクラウドファンディングを計画した。2か月で316万円余が集まった。自分たちの活動に「共感」してお金をくれる人がいることを確認できたので、今は、寄付会員をベースとする運営を目指している。NPO法人になるために登記申請中。
●お金をもらって書くようなことには絶対にしてはいけない。
●オンライコミュニティももうすぐオープンする。離れていても情報交換ができて、励まし合える環境。つながることが重要だ。すべての人が自分の可能性を生かして暮らしていけるような未来を実現するために。
●情報発信も、もちろん重要。メディアが活動の軸になるが、自分たちが考える未来をつくるために必要なことは何でもやる。
●もともとメディアだけをやりたかったわけではない。関連することは何でもやる。
●人と人をつなぐ場をつくる人になりたい。

メディアプロジェクト仙台の「Web日…

メディアプロジェクト仙台の「Web日誌2.0」を更新しました。仙台市民活動サポートセンター主催の「地域メディア公開編集会議」から。主に体力(笑)の関係でウェブメディア「soar(ソア)」についてだけ報告しています。詳しくはテープおこし、するかどうか分かりません。
http://www.media-project-sendai.com/?p=1008

東北発のニュースサイト「Tohoku360」…

東北発のニュースサイト「Tohoku360」にインタビュー記事が掲載されました。気候変動による海水面の上昇により国土の浸食が進むキリバス共和国。仙台在住のキリバス共和国名誉領事ケンタロ・オノさんに聞きました。

http://tohoku360.com/kiribati/

今日から「新聞週間」です。12の地方新…

今日から「新聞週間」です。12の地方新聞社で組織する「地方紙フォーラム」の特集を河北新報で読みました。日本総合研究所主席研究員の藻谷浩介さんの基調講演の内容が面白い。

特に東京と、その他の道府県を、簡単なデータを使って比較しているくだりに引き込まれました。長年、地域でメディア活動していると、一種の現場主義をお題目のように唱えてしまいがちです。しかし、それだけでは永遠に問題提起に終わってしまう。自らがよって立つ「地方」「地域」を相対化しながら解決策を組み立て、提案するところまで進む必要があります。

そのためには藻谷さんが見せている分析力ぐらいは身につけないと何も始まりません。ネットに専門的な言説や見解がはんらんしている今、単に「探る」「探究する」「伝える」だけでは物足りない。メディアとしての基本動作に新しい価値を盛り込む必要があります。わが「新聞週間」は自戒からスタートしたのであります。