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シニアネット仙台オールディーズOldays 活動記録の利活用のために

どこかに積んだままになりがちな古い資料やデータを散逸しないようにするにはどうすればいいでしょうか。仙台で活動しているNPO法人「シニアのための市民ネットワーク仙台(通称シニアネット仙台)」のアーカイブサイト「シニアネット仙台オールディーズOldays」を始めました。なんだかあか抜けないなあ、と自分でも思いますが、お金をかけない、運営負担をなるべく少なくする-の方針のもとにボランティアで続けるには妥協も必要なんです。
 シニアネット仙台とのかかわりは、1995年8月12日の立ち上げに参加したことから始まりました。NPOが日本に登場する以前のことで、市民活動とかボランティア活動とか称していました。ネット環境が素朴ななか、手作りでホームページを立ち上げました。仙台の市民活動団体の中で最も早かったことは自分だけが知っています。(笑い)
 このホームページにはほぼ10年分の活動の記録が収容されました。当時のメンバーたちの「血と汗と涙」、喜怒哀楽のすべてが詰まったデータといえばいいでしょう。あまりにも手作り感がすごくて、その後のホームページ更新と連動させることができませんでした。データの散逸だけは防ごうと、自分のハードディスクに一括保存してあったのですが、画像の位置情報や画像自体がどこかにとんでしまい。元の形で表示することは難しくなりました。
 以来、時間だけが過ぎていくので、今回、無料のブログサービス(ライブドア)を使って「オールディーズ」を作ることにしました。自分のハードディスクに保存した大量のデータを一つ一つ確認しながら掘り起こし、適宜、説明を加えながらブログ記事として仕立てます。画像もあるので思うようには進みませんが、これもボランティアならでは。数日おきにブログが更新されると思っていただければありがたいです。
 もともと40代半ばに仕事でシニアネット仙台の立ち上げにかかわりました。会社からは「いくらキャンペーン(だったのです!)の成果とは言え、人や金をいつまでも出せない」と言い渡されたのをきっかけにNPOの世界にはまっていきました。
 多くの「同志」たちと出会い、仕事以外の人間関係に導いてもらいました。会社を卒業して早くも丸7年が過ぎました。大きな組織を卒業しても、慌てることなくやってこれたのは、シニアネット仙台時代に培った自立心(?)のたまものではないかと思って、のんびりと進むことにします。

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