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ことし5月、仙台で設立されたインター…

ことし5月、仙台で設立されたインターネットメディア「THE EAST TIMES(ザ・イースト・タイムズ)」の創設者をゲストに招いた交流会に参加しました。仙台市青葉区にある交流スペース「ファイブブリッジ」恒例のイベントです。メディアに関心を持つ若者たち十数人が参加しました。
http://times.the-east.jp

ネット環境が多彩になる中で、ややもすると、他者のニュースを集めてコピー配信するだけのネットメディアも多数存在しま
す。そんな中で「THE EAST TIMES」は「現場主義」を正面から掲げています。長い間、ネットメディアの現場に身を置いてきましたが、そう言えば、「THE EAST TIMES」のような理念を正面から掲げる例には、あまり出合いませんでした。

そのこと自体に、何やら問題点が含まれているような気もしてきましたが、そのことはともかくとして、「THE EAST TIMES」の報告を聞いているうちに、一定の理念や目標のもとに、複数の取材者たちが「報道ネットワーク」「地域情報発信チーム」を重層的に作るイメージが浮かんできました。

初めからメディア事業体ありきではなく、地域の多様なテーマを追う、プロ、アマさまざまな取材者たちがチームを組み、結
果として地域メディアとしての形が幾つもできるような・・。メディア経営者が記者、編集者らに賃金を払うようなモデルを無理して模索しても、インターネット草創期に話題を集めた「EPIC 2014」の「グーグルゾン」の世界と対して変わりません。

インターネットが日本に登場してほぼ20年。地域社会で現実に見られるメディアに関するさまざまな動きは、もう少し豊か
な可能性を暗示しているようです。しっかり考え、取材してみます。きょう、お世話になった「THE EAST TIMES」については、あらためて紹介します。

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