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 河北新報の映画サイト「シネマに包ま…

 河北新報の映画サイト「シネマに包まれて」は世界各地の映画祭を取り上げています。カンヌ、ベネチア、ナント、ベルリンに加え、東京、山形の映画祭をカバーしてきました。地方新聞社が海外の映画祭を取り上げることができたのは二人の筆者、字幕翻訳家で映画評論も手掛ける齋藤敦子さん、河北新報社のOBでもある桂直之さんのおかげです。

 地方新聞社がなぜ海外の映画祭か、と問われても明確な答えはないのですが、ウェブの仕事を始めたばかりのころ、新聞の記事をそのままオンラインに流すのではなく、オリジナルの情報を発信したいと考えた末のことです。自分で始めた「web日誌」もその一環です。(こちらはソーシャルメディアの方が忙しくなって休業中ですが・・)

 「シネマに包まれて」は、現在、桂さんの「ナント三大陸映画祭」と齋藤さんの「東京フィルメックス」を同時に掲載しています。ことしのナントでは、深田晃司監督(33)の「ほとりの朔子」がグランプリを受賞しました。桂さんの話では、受賞の感想を取材するために深田監督をたずねたとき、既に深田監督は「シネマに包まれて」に掲載された桂さんの報告を読んでいたそうです。

 「ああ、必要な人には届いているんだなあ」と思いました。映画や音楽に関するコンテンツは山ほどありますが、映画監督本人に知られているというのは、担当者としても予想以上にうれしい。お二人の筆者にはもちろんですが、このサイトの運営をサポートしてくれている河北新報社編集局デジタル編集部のみなさんにも伝えたいエピソードです。

●少女から大人への心理描く/ナント3大陸映画祭に「ほとりの朔子」
http://blog.kahoku.co.jp/cinema/2013/11/112111192619-35193050111001213.html

●「ほとりの朔子」が最高賞 ナント三大陸映画祭
http://www.47news.jp/CN/201311/CN2013112601002766.html

●「シネマに包まれて」
http://blog.kahoku.co.jp/cinema/

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